アウディ 2013年通期決算、営業利益は6.3%減

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ドイツの高級車メーカーで、フォルクスワーゲングループ傘下のアウディは3月11日、2013年通期(1‐12月)の決算を公表した。

同社の発表によると、ランボルギーニなどを含めたグループ全体の売上高は、前年同期比2.3%増の498億8000万ユーロ(約7兆1110億円)。一方、営業利益は50億3000万ユーロ(約7170億円)にとどまり、前年実績に対して6.3%のマイナスとなった。これは、新型車や新技術の研究開発コストが増したことや、世界規模での生産拡大への投資、厳しい市場環境などが要因。

2013年の世界新車販売台数は、過去最高の157万5500台。前年比は8.3%増だった。大幅に成長したのはアジア太平洋地域で、2013年は前年比20.9%増の57万9100台を販売。このうち、中国(香港を含む)は49万1989台を売り上げ、前年比は21.2%増だった。米国は、過去最高の15万8061台を販売。前年比は13.5%増と伸びる。

車種別の実績では、新型『A3』シリーズが2013年、前年比18.6%増の20万2300台と牽引。SUVのQシリーズも好調。『Q3』『Q5』『Q7』の3モデル合計で2013年、およそ43万8400台を販売。前年比は23.8%増と支持された。

アウディのルパート・シュタートラー取締役会会長は、「2013年は素晴らしい1年だった。2014年もさらなる成功に向けて、順調な足取り」とコメントしている。

《森脇稔》

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