二輪車ETC、1万5000円分の購入助成

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シート下に取り付けた日本無線製の二輪車ETC
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国土交通省高速道路課は12日、二輪車ETCの車載器新規購入者を対象に1万5000円分の購入助成を決めた。購入費用の割引ではなく、同額分を無料通行ができるETCマイレージポイントとして付与する意向。

二輪車のETC車載器取り付けが進んでいないというユーザーや業界からの意見に配慮した。

2014年夏頃の実施を目指す。対象は5万台。受付方法や期間などの詳細は未定。準備が整い次第、各高速道路会社から詳細が発表される。

4月1日からの高速道路料金は、ETC割引は縮小されるものの、消費税の増税分の転嫁方法の違いで、現金支払いとETCサービスを使った支払いの格差は広がる一方だ。スマートIC(インターチェンジ)をはじめとして、ETCの利用が条件となるサービスも増えることが見込まれる。

一方で、二輪車ETCの普及は、ETCサービスそのものが四輪車より8年遅れたことや、車載器の購入と取り付けが四輪車の3倍~5倍と高止まりしている影響からなかなか進んでいない。

この発表に対して、自民党オートバイ議員連盟の逢沢一郎会長は、こうコメントした。

「仮に助成が導入されても、まだ比較の上では四輪車のETCより割高。議連の立場からは、引き続きのお互いの努力が必要と申し上げたい。しかし、大きな前進であり、感謝したい」

《中島みなみ》

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