スズキは3月12日、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分の全社一律的な実施は見送るものの、若手従業員などの改善原資として月800円を回答した。
また、同日回答したマツダのベア相当分は月1100円となった。両社の組合はいずれも同3500円を要求していた。年間一時金についてはスズキ(要求5.5か月分)、マツダ(同5.3か月分)とも満額回答になった。
ヤマハ発動機を含む上場自動車メーカー11社の春闘交渉はすべて回答が出揃い、一部従業員に限定した企業も含め、全社が何らかの賃金改善を実施することとなった。好調な業績を反映して年間一時金については全社で満額回答が示された。