パナソニックは、離床支援のためのロボット介護機器「リショーネ」について、パーソナルケアロボットの安全性に関する国際規格ISO13482に基づく世界初の認証を2月17日付で取得したと発表した。
リショーネは、電動ケアベッドと電動リクライニング車いすを融合した、新たな概念のロボット介護機器。電動ケアベッドの一部が電動リクライニング車いすとして分離することで、被介護者に負担をかけることなく、ベッドから車いすへの移乗をスムーズに行うことができる。さらに、リショーネは一人の介護者だけで簡単・安全に移乗介助できるため、被介護者の離床機会を増やすだけでなく、介護者の負担軽減に繋がる。
今回、認証を取得した国際規格ISO13482は、パーソナルケアロボット(生活支援ロボット)の安全性に関する唯一の国際規格。対象は、physical assistant robot、mobile servant robot、person carrier robotの3タイプのロボットとなる。リショーネは、同規格において、mobile servant robotとして要求される機構面・作動面などにおける安全性をクリアしているロボットとして、世界で初めて認証されたことになる。