【WRC 第3戦】ヌービル、ビールでラジエーターを応急処置

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ヒュンダイi20のラジエーターの水漏れを修理するティエリー・ヌービル
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ラリーメキシコにおいてヒュンダイ・モータースポーツを初の表彰台に導いたティエリー・ヌービルは、ラジエーターの漏れに対処するためにパワーステージでもらっていたビールを使用し、トラブルを乗り越えることに成功した。

ラリーのスポンサーであるコロナからプレゼントされた大瓶のビールを、ヌービルはスプレーする代わりに、チームに持って帰る為に彼の『ヒュンダイi20』の中に保存していた。しかしサービスに戻る33kmの旅路の途中でラジエーターの水漏れが起こり、車のクーリングシステムがトラブルに見舞われた時、そのビールが応急処置となった。

「僕達はおそらくロードセクションを3kmか4kmドライブした時、エンジンの温度がとても高くなっているのを見て、それが問題を抱えていることに気付いた時だった」とヌービルは語った。

ヌービルと副ドライバーのニコラス・ギルソウルは車を停車させ、彼等がラジエーターの穴を塞ぐ間に、さらに良いアクセスを得る為にi20のフロントバンパーを除去した。

「僕達はそれを素早く修理することができたが、車の中にある全てのものを利用して、システムを再補給しなければならなかった。僕達は幸運にもパワーステージ終了後にビールをもらっていて、それを使うことにしたんだ」とヌービルは付け加えた。

《河村兵衛》

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