フェラーリは3月4日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー14にて『カリフォルニアT』のワールドプレミアを行った。エンジンは、従来型『カリフォルニア』に比べ、新開発のV8ターボを採用した。フェラーリとしては『F40』以来のターボ搭載のV8マシンだ。
新V8ターボエンジンは、最大出560ps/7500rpm、最大トルク77kgmを発生。従来の4.3リットル(最大出力490ps、最大トルク51.5kgm)比で、排気量を縮小しながら、パワーは70ps、トルクは25.5kgm上回る。トルクは従来比で49%も向上。フェラーリは「リッター当たりの出力は145ps。カテゴリー最高レベル」と胸を張る。
動力性能は、0‐100km/h加速3.6秒。従来の3.8秒から、2秒の短縮を実現した。最高速は312km/hから316km/hへ。それでいて、フェラーリによると、燃費はおよそ15%改善。CO2排出量は20%削減し、250g/kmとしているという。なお、シャシーのセッティングも見直された。