【ボルボ V60 T4 Rデザイン 試乗】+αの動力性能がもたらす余裕…松下宏

試乗記 輸入車
【ボルボ V60 T4 Rデザイン 試乗】+αの動力性能がもたらす余裕…松下宏
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ボルボは『60』シリーズの最新モデルに新パワートレーンの「T5」を設定しているが、以前からの「T4 Rデザイン」もスポーツモデルとして注目される存在だ。今回はポールスター・パフォーマンス・パッケージを搭載したモデルに試乗した。

T4 RデザインはV60系Rデザインのベーシックラインを受け持つモデル。直列4気筒1.6リットルのインタークーラー付きターボエンジンは標準仕様で132kW/240N・mを発生する。今回の試乗車はポールスター・パフォーマンス・パッケージの装着によってこれが147kW/285Nmへと向上している。

このパッケージはエンジンを直接的にチューンするのではなく、いわゆるコンピューターチューンによって高い動力性能を引き出すもの。なので、新車時に注文しなかったクルマでも後から搭載することが可能である。

一般道を普通に走らせているだけだとこのパッケージの効果はほとんどは感じられない。加速が必要なシーンでアクセルを踏み込んだときに力強い加速が感じられるのだ。

今回は箱根ターンパイクを中心に試乗したので、全体にアクセル開度を大きめにして走るシーンが多かった。こうしたシーンではポールスターの値打ちが発揮される。急な上り坂を軽快なペースで駆け上がっていけるからだ。それでいて絶対的な動力性能がパワフル過ぎないのも良い点だ。エンジン性能をしっかり引き出して走っていることの実感が持てる。

Rデザインは内外装に専用の仕様を備えるほか、ショックアブソーバー、スプリング、スタビライザーなどが強化されて、しっかりした足回りになっている。更にタイヤも235/40R18サイズを履いていた。この足回りによってターンパイクのコーナーを安定した姿勢で気持ち良く走らせることができた。

Rデザインの価格は標準車に対して85万円高の484万円で、ポーラスター・パフォーマンス・パッケージの20万円を加えると本体価格ベースで500万円を超える。

決して安い買い物ではないが、Rデザインを買うならパフォーマンス・パッケージを装着した方が良いと思う。中速域のトルクが厚みを増した余裕の動力性能は、快適な高速クルージングにつながるからだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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