ビー・エム・ダブリュー(BMWグループジャパン)は、日本における2013年の販売台数が、全世界で第5位を記録したと発表した。
同社代表取締役社長のアラン・ハリス氏によると、「BMWグループ全体の販売台数は190万台以上で、BMWグループとして過去最高である」と述べる。
「その中で日本市場も、4年連続で成長しており、過去3年間は連続で2ケタ成長を遂げている」と話す。2013年の販売台数はMINIを含め約6万3000台であった。「モーターサイクルにおいても2013年は過去最高を記録。対前年比17%以上増え、3600台だった」(ハリス氏)。
2013年の成功の要因のひとつとしてハリス氏は、BMW『3シリーズ』の成功を挙げる。「3シリーズは、日本で初めて高効率ガソリン、ハイブリッド、クリーンディーゼルの3種類の低エミッションパワートレインを同一車種で提供している」という。
このクリーンディーゼルを搭載したモデルは、現在日本市場に6モデルが導入されており、「これらのモデルは、2013年の日本での売り上げの30%を占めている」とした。
さらに、「3シリーズ、『5シリーズ』では、昨年販売のほぼ半分がディーゼルであった。これは日本で、ディーゼルモデルの人気があるということを示している」と現状を説明。「昨年11月に導入した、新型『X5』では、約90%がディーゼルモデルだ」と、好調の要因がディーゼルエンジンモデルにもあることを強調した。
そのほかの好調要因として、「BMWコネクテッドドライブや、ドライバー支援システムなどの導入などの効果もあり、2013年は、全世界のBMWグループで第5位の市場となったのだ」と語った。