フォルクスワーゲンの2013年通期決算…営業利益は1.5%増

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欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは2月21日、2013年通期(1‐12月)の暫定決算を公表した。

同社の発表によると、アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総売上高は、1970億0700万ユーロ(約27兆7660億円)。前年比は2.2%増と、2012年の20.9%増から、伸び率が鈍った。

また営業利益は、116億7100万ユーロ(約1兆6450億円)。前年の114億9800万ユーロに対して、1.5%増となった。

2013年の世界新車販売は、前年比4.9%増の973万1000台と過去最高で、2年連続の900万台超え。このうち、フォルクスワーゲンの乗用車部門は、3.4%増の593万台と記録を更新。中国での好調な新車販売が、過去最高の販売台数に貢献した。

なお、正式な決算結果は3月13日、年次株主総会で発表する予定。フォルクスワーゲングループ取締役会のマルティン・ヴィンターコルン会長は、「厳しい競争環境の中、世界中の顧客から、再び多くの支持を得ることができた。2013年の決算は、目標を上回るもの」とコメントしている。

《森脇稔》

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