ヤマハ柳社長、先進国二輪車市場「2013年で出荷台数が底打ちした」

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ヤマハ発動機の柳弘之社長は2月12日に都内で開いた決算会見で、先進国の二輪車市場について「リーマンショック後、ずっと下がり続けてきたが2013年で出荷台数が底打ちした」と述べた。

柳社長は「13年は先進国市場に前年比106%の37万台を出荷した。リーマンショック後100%を超えたのは13年が初めて。回復が進み始めたと思う。北米の上期は99%でほぼ前年並みだったが、下期118%。欧州は上期89%、下期113%、日本は通年で115%だった」と説明。

14年については「総需要は日本、北米で増加し、欧州が前年並みの前提で、前年比111%の40万8000台の出荷を計画している。ヤマハの取り組みとしては競争力強化のために高性能、軽量、低燃費、プラスデザイン戦略で強い商品を出していく」と述べた。

欧州の全需を前年並みと予想しているのに対し、ヤマハは前年比22%増の19万8000台の出荷を計画していることに関しては「欧州の2輪車市場、昨年の後半からとくに大型は底打ち傾向のサインが出ている。逆に50ccのあたりが少し減り気味。付加価値の高いところはそろそろ回復する。昨年暮れに『MT-07』を投入した。これに加えていくつかの付加価値の高い商品を投入して、規模を回復するシナリオになっている」と語った。

《小松哲也》

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