ポルシェAGは、フェルディナンド・ポルシェが1898年に発表した電気自動車『C.2フェートンモデル(略称P1)』を、開館5周年記念として、ポルシェミュージアムに展示すると発表した。
P1は、重量130kgのコンパクトなパワーユニットを搭載。最高出力は3psで、過負荷モードにすれば、短時間ながら最高出力を5psにまで高め、35km/hの速度に到達させることができた。車両の速度制御には、12速のコントローラーを採用し、航続距離は80kmに達した。
また、クローズドボディのクーペデザインとオープントップのフェートンデザインを切り替えられるようにし、夏と冬の双方で使用できるようになっている。
ポルシェAGでは、発表から116年たった今年、当時のままのオリジナルのP1を回収。技術的、歴史的にも価値ある展示車として、ポルシェミュージアムのコレクションに新たに追加する。