【東京オートサロン14】MR-Sにフォークリフトのモーターをトランスファーに突っ込こんでみた

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とてもフォークリフトのモーターが積んであるとは思えない。
  • とてもフォークリフトのモーターが積んであるとは思えない。
  • 楽し気なセンターコクピットのワンシーター
  • 出力75Kwのモーター。モーターのでっぱりは冷却用のファン

トヨタ東京自動車大学校では、学生たち手作りの自動車を多数展示している。そのひとつピンクの『MR-S』は、シングルシーターのEVに作り変えられていた。

このMR-Sのこだわりは、前後というより左右の重量バランスだ。シングルシータなのでドライバーは車の中央に座る。これだけでレーシングカーの雰囲気が十分楽しめるが、その両サイドにバッテリーを搭載する。バッテリーは通常の鉛バッテリーを24個使用する。

リアには当然モーターとトランスファー、アクスルが搭載されるが、その分フロント部は「スカスカ」である。ステアリングのラックアンドピニオンとサスペンションがあるだけだ。なお、運転席が中央なので、ステアリングロッドは左右等長式だ。

モーターはフォークリフト用の出力75kwという巨大なモーターが1基、直接トランスミッションに接続されている。クラッチから先はノーマルのMR-Sだという。そのためEVながらマニュアルトランスミッションの操作を楽しめる。ワンシータとなりエンジン部分がモーター1個となり、相当な軽量化がされている。車好きなら運転してみたくなる車といえるだろう。

《中尾真二》

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