マツダのSKYACTIV ディーゼル レーサー、公式発表…米国スポーツカー選手権用マシンは450ps

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マツダのSKYACTIV-Dを積む「チュードル・ユナイテッド・スポーツカー選手権」用レーシングカー
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マツダの米国子会社、マツダモータースポーツは1月4日、2014年から米国で始まる「チュードル・ユナイテッド・スポーツカー選手権」用のマシンを公式発表した。

マツダモータースポーツは2013年11月、チュードル・ユナイテッド・スポーツカー選手権への参戦を発表。今回、正式なマシンとスペック、ドライバーを含めたチーム体制が公表されている。

すでに明らかにされている通り、このレーシングカーには、マツダの市販車用ディーゼルエンジン、「SKYACTIV-D」をベースにしたユニットを搭載。部品点数で51%、重量で63%を市販車用エンジンと共用。マツダモータースポーツによると、チュードル・ユナイテッド・スポーツカー選手権で唯一、ディーゼルエンジン搭載車になるという。

今回公表されたスペックでは、2191ccの排気量を備えた直列4気筒ターボディーゼルは、レース用のチューニングが施され、最大出力450ps、最大トルク80.1kgmを引き出す。トランスミッションは6速シーケンシャル。カーボンファイバー製モノコックにより、車両重量は900kgに抑えられ、最高速はおよそ300km/hに到達する。

マツダの米国モータースポーツパートナー、スピードソース・レース・エンジニアリングが、マツダからSKYACTIV-Dエンジンの供給を受け、プロトタイプレーシングカーを開発。そのカラーリングも披露され、赤いボディの全面に、「SKYACTIV」のロゴが描かれた。

チュードル・ユナイテッド・スポーツカー選手権には、2台体制でのエントリー。ドライバーに関しては、70号車をシルベイン・トレンブレイ、トム・ロングの両選手、7号車をジョエル・ミラー、トリスタン・ヌネスの両選手がドライブする。

チュードル・ユナイテッド・スポーツカー選手権は、アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)と、グランダムシリーズを統合して、新たに開催されるレース。2014年1月25日、フロリダ州のデイトナ24時間が開幕戦で、全12戦が計画されている。

《森脇稔》

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