マツダの米国法人、北米マツダは12月19日、米国IIHS(道路安全保険協会)が、マツダの3車種を「2014トップセーフティピック+」に指定したと発表した。
「2014トップセーフティピック」は、2013年にIIHSが衝突テストを行ったモデルの中から、優れた安全性を示した車に与えられるもの。さらにIIHSはこの中から、最も安全性が高い22台を、「2014トップセーフティピック+」に指定。マツダからは、新型『アクセラ』、新型『アテンザ』、『CX-5』の3車種が、2014トップセーフティピック+を得た。
2014トップセーフティピック+に選ばれる条件は、通常の前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hの各衝突テスト、追突時のむち打ち確認テスト、横転を想定したルーフ強度テストに加えて、「新スモールオーバーラップ」と呼ばれる新方式の前面オフセット衝突テストで、優秀な結果を残すこと。
新スモールオーバーラップテストは、フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて固定バリアにぶつけるもの。実際の衝突事故に、より近づけるための追加テスト。車両のメインフレームよりも外側に大きな衝撃がかかるため、厳しい判定を下されるモデルが多い。
IIHSは総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック+」に認定。従来の「トップセーフティピック」以上に、最高レベルの衝突安全性能に、お墨付きを与えている。
マツダからは、新型アクセラ、新型アテンザ、CX-5と、米国で販売する主力3車が、2014トップセーフティピック+に指定。北米マツダのジム・オサリバン社長兼CEOは、「3台のSKYACTIV搭載車が、セグメントトップの燃費と安全性を確立した」と語っている。