全日本空輸(ANA)は、2014年3月30日からの羽田空港の発着枠拡大に伴って、発表済みの8路線に加え、ドイツ2路線を昼間時間帯に開設すると発表した。
羽田から昼間時間帯にフランクフルト線を現行の週7便から週14便に増便するとともに、ミュンヘン線を週7便で新規開設する。
羽田は、都心からの交通アクセスが良く、豊富な国内線ネットワークによって国内各地からの乗り継ぎ利便性が高いことに加え、スターアライアンスグループのルフトハンザドイツ航空との共同事業によりフランクフルト、ミュンヘンを経由した欧州各地への乗り継ぎ利便性の向上を図る。
ドイツの2路線を追加開設することで、ANAの羽田発着の国際線ネットワークは、現在の10路線13便から17路線23便に拡大される。
また、成田からはドイツで3地点目の就航となるデュッセルドルフ線を新規開設する。デュッセルドルフはドイツ国内でもっとも在留邦人が多い都市で、デュッセルドルフ市近郊を含めるとヨーロッパで最大級の日本人コミュニティーが形成されている。ビジネス環境が整っているため、日系企業が多数進出をしており、新たに直行便を開設することで顧客の選択肢を広げる。
ANAでは、首都圏全体で国際線ネットワークを拡充することで、国際線の利便性向上を図る。
一方、ANAでは、羽田からの路線拡大にあわせて羽田空港におけるラウンジ拡張やサービスの刷新などを予定している。