【エコプロダクツ13】東芝、「モナ・リザ」を照らす特注のLEDを展示

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東芝の「モナ・リザ」を照らすLED照明
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東芝は「エコプロダクツ2013」に仏ルーブル美術館の「モナ・リザ」を照らすLED照明を展示した。なんでも同美術館の関係者と話し合って、特別に開発した、画期的なLED照明だそうだ。

東芝関係者によれば、このLEDはあかりの均斉度を従来のものより向上させることで、絵画の濃淡を着実に再現できる。また、より自然光に近い形で見られるよう、色温度を調整するシステムが搭載され、絵画の褐色を防ぐ紫外線・青色線を最小限に抑えているという。これによって、「モナ・リザ」を傷めることなく、本物の色を見ることができるようになったとのことだ。

同社は、2010年からルーブル美術館の照明改修プロジェクトを行っており、「モナ・リザ」のLED照明設置もその一環。これまで、2011年12月にピラミッド、ピラミディオン、パビリオン・コルベール、2012年5月にはナポレオン広場の照明をLEDに改修した。

「いろいろな人の注目を浴びたおかげで、米国のスミソニアン博物館や中尊寺の金色堂にも今回設置したものと似たようなものが導入されました」と同社関係者は話す。今後もルーブル美術館の照明を改修していく計画で、2014年春にはクール・カレ(方形の中庭)、同年半ばにはナポレオン・ホールの照明もLEDに改修することになっている。

《山田清志》

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