地方自治体に毎年収める「軽自動車税」の増税で、原付と一部の二輪車にかかる同税の高い引上げ率が明らかになった。
軽自動車税の引き上げは自家用四輪の場合、現行の1.5倍で自民、公明両党が合意した。2015年4月以降に買う新車(自家用四輪)が対象だ。しかし、原付と一部の二輪車では1.5倍を超える増税となる。
これまではなかった「最低税率」という考え方を取り入れ、最低税率2000円で決着させたためだ。増税案では最低税率を3000円とする案と、2000円にする2案があった。
例えば、排気量50cc以下の原付バイクの現行税率は1000円なので、自家用四輪と同じ引上げ率であれば1500円のはずだ。それが2000円となり、引上げ率は2倍だ。
また、排気量51cc~90ccの現行税率は1200円。1.5倍では1800円になるが、これも2000円に引き上げられる。引上げ率は1.6倍だ。
排気量91cc以上の二輪車では、増税後の税率が最低税率を上回るため1.5倍の引上げ率に留められた。
二輪車の軽自動車税(2015年4月~)
50cc以下 1000円 → 2000円
51~90cc 1200円 → 2000円
91~125cc 1600円 → 2400円
126~250cc 2400円 → 3600円
251cc~ 4000円 → 6000円