WRCは11月10日、トヨタ・モータースポーツがワールドラリーチャンピオンシップで競技可能な、GT8 6スポーツカーのラリーバージョンを開発中であることを発表した。
TMG GT86 CS-R3として知られるこの車は、2000ccのボクサーエンジンとリアホイールドライブ、6速シーケンシャル・ギアボックスを持ち、R3レギュレーションに沿って製造されている。2015年シーズンからはプライベートの競技者用に供給される予定だ。
この車は1980年代1990年代に4つのドライバーズタイトルと3つのマニュファクチャータイトルを獲得した、トヨタの成功したWRCプログラムの立案者であるトヨタのドイツをベースとするモータースポーツディビジョン、トヨタ・モータースポーツ・GmbH(TMG)によって製造される。
TMGの主要エンジニアであるNico Ehlert氏は、「ラリーはTMGの我々の血の中にあり、したがって我々のラリーオペレーションの拡大の発表はとてもエキサイティングなものだ。GT86 CS-R3はラリーのステージにおいてスリリングな車であることを約束し、リアホイールドライブによってドライバーや観客を楽しませるドラマティックなアクションを予想している」と語った。