富士重工業(スバル)の吉永泰之社長は10月31日の決算発表会見で、好調が続く米国での販売計画を上方修正したと明らかにした。2013年暦年ベースで年初計画より5万5000台多い42万台(前年比25%増)とした。
新モデルとなったフォレスター、XVを含むインプレッサ、レガシィ、アウトバックなど主力モデルが「軒並み力強い販売になっている」という。今年は09年から5年連続での過去最高更新となるが、リーマン・ショック直後からの記録更新だから、スバル車への評価の定着がうかがえる。吉永社長は「私が言っているのではないです」と前置きしたうえで、「米国のディーラー各社からは、タマがあればまだ売れると言われている」と、スバル車の人気ぶりを紹介した。
11月の東京モーターショーには北米のディーラー経営者が大挙押し掛け、商品供給を訴えるそうで、吉永社長は「すごい圧力をかけられている」と、会見では嬉しい悲鳴をあげていた。