活況を呈するモバイルガジェット市場。予約待ちが続くiPhone5やRetinaディスプレイを採用した新iPad miniなどApple商品に続き、NECも今月から1万円台のタブレット「LaVie Tab E」を投入した。
Appleは2010年のデビュー以来、iPadの累計販売台数が1億7000万台を超えたと発表。増加するユーザー数に伴い、音楽、ナビ、燃費管理など、スマートフォンやタブレットを車に持ち込むユーザーも必然的に増加していく。
自由な場所で使うホルダー
車内と車外をシームレスに結びつけるモバイル機器。車内での安全な利用を支えるカーグッズを展開するのが星光産業だ。これまで車載アクセサリーを展開してきたノウハウを応用している。
EC-153 フレキホルダーは、思い通りにの方向に曲げることができるアームが特徴。見る角度を自由に変えられるので、設置する場所を選ばない。長いネックは運転中に振動を受けてしまいがちで安定させるための補助パーツも用意されている。吸盤とゲルの組み合わせで、しっかりと設置することが可能。
ホルダーのカラーは、車内の装飾や視界の邪魔にならないブラックで統一。どちらも、ダッシュボードの下部や助手席側に付けることができ、視界を広く確保できるうえに車外からの見た目もすっきりとした印象になる。
また、7インチタイプのタブレットに最適なホルダーも用意している。カーナビの大画面化や、iPad miniやNexus 7などで、携帯電話よりも大きな7~8インチ画面は情報を見やすく表示し、安全な運転にもつながる。
電源補給はシンプルデザインが鍵
モバイル機器の車内充電アクセサリーとしてEM-119がある。前席のヘッドレストに装着できるコード長2mのUSB&ソケットで、三口のUSB電源と二口の12V電源が接続できる。後部座席でのモバイル機器利用をサポートする。
製品企画室の若槻浩隆室長氏は「携帯電話やiPad以外にもゲーム機やカメラなど、USB対応の電化製品が増えてきています。お子さんがゲームをしたりする際に、後席でも充電したい…という需要に応えました」と話す。また、「これまではコードの長さが足りなかったり、シートの下に設置しなければならないものばかりでしたが、やはり目の前にあった方が使用しやすい。ヘッドレストという位置に持ってくることによって、利便性を高めています」(若槻氏)という。
こだわったのはシンプルなデザイン。"分かりやすく、子供の目線にあっても気にならないようなもの"を目指し、金属の露出部分を抑え、ソケットにはカバーを付属させるなど配慮。さらに、より効率良く充電ができるよう、Apple製品とその他USB器機の切り替えスイッチも採用した。
ユーザーが選べる多様なラインアップ
その他にも、フロントカバーを開くとスマートフォンも置くことができるドリンクホルダー EB-179/EB-180や、microUSB・USBポート・ソケットが収まったオールインワンソケット EM-120/EM-121などもラインアップに追加。こちらも設置場所にバリエーションを与えている。
どこでどのように使用するか、状況に応じてユーザーが選択できる商品が車内の快適性を向上させる。これまで男性中心だった電化製品のユーザーが、女性や子どもへと広がったことによって、車載グッズのあり方も変化しているようだ。