10月19日、2013年度モンスター・エナジー・カップがラスベガスのサム・ボイド・スタジアムに3万3845人の観客を集めて開催され、ヨシムラ・スズキのジェームズ・スチュアートがチャンピオンシップと100万ドルの賞金を獲得することとなった。
メインイベントの第1レースではレッドブル・KTMのライアン・ダンジーが最初にフィニッシュラインを越えることとなったが、彼は最終ラップでジョーカー・レーンを通過しなかったために5つのポジションのペナルティーを受けて6位となってしまった。その結果2番手でフィニッシュしたライアン・ビロポトが第1レースの勝者となった。
メインイベントの第2レースではホールショットを獲得したスチュアートがそのままレースをリードし、追いすがるビロポトと激しく競り合ったが、ビロポトは最終ラップでジョーカー・レーンを通過し損ね、その後クラッシュしてこの時点でリタイアすることとなった。これはスチュアートにとって、モンスター・エナジー・スーパークロスでの初勝利だった。
メインイベントの第3レースではレッドブル・KTMのケン・ロクゼンがホールショットを奪い、2番手にはダンジー、3番手にスチュアートと続くことになったが、スチュアートは素早くダンジーを交わして、さらに第4ラップ目でロクゼンをオーバーテイクし、そのままトップでフィニッシュすることとなった。
「これがどれほどスペシャルな勝利か、誰にもわからないだろうね。僕は、僕達のプログラムが、あるべき結果を導くための正しいステップを踏んでいると信じていた。今は言葉が出てこないよ…これは僕にとって大きな勝利であり、とにかくハッピーだ」とスチュアートは興奮気味に語った。
モンスター・エナジー・カップ・クラスの総合結果
1. ジェームズ・スチュアート:スズキ(8-1-1)
2. ライアン・ダンジー:KTM(6-3-2)
3. ケン・ロクゼン:KTM(4-4-4)
4. イライ・トマック:ホンダ(5-6-3)
5. マーヴィン・ムスキン:KTM(2-9-8)
6. コール・シーリー:ホンダ(13-7-5)
7. ブロク・ティックル:スズキ(10-8-9)
8. ジャスティン・バルシア:ホンダ(7-2-18)
9. ディーン・ウィルソン:カワサキ(20-5-6)
10. ジョシュ・グラント:ヤマハ(15-10-7)
※()内は第1、第2、第3メインイベントの結果