世界金融危機の予想を的中させたとロンドン・タイムズから評価されているフォーブズの金融アナリスト、ジェシー・コロンボ氏は、マレーシア経済はバブル状態にあり、破裂するとの見解を示した。
「超高層ビル(魔天楼)の建設は景気後退の前兆」という「超高層ビル指数」を引き合いに出し、見解の動機を説明した。
超高層ビル指数は、世界一高いビルが落成すると景気後退が起こるという、ドイツ銀行証券のエコノミストが発見した法則。
マレーシアは東南アジアで最高層のワリサン・ムルデカ・タワー(118階建て)の建設を計画しており、コロンボ氏は「マレーシアは政府、国民世帯とも借金が多く、中国のバブル経済が破裂した時、また金利が上昇に転じたとき、マレーシアのバブルもはじける」とした。
マレーシア以外に新興市場のバブルも破裂が予想されるという。