最先端のIT技術を駆使して構成する高度道路交通システム(ITS)の普及を推進する「ITS世界会議 東京2013」が14日開幕。東京ビッグサイト(東京・お台場)を舞台に、自動走行の実現などをテーマに各自動車メーカーによる自動運転車の走行デモや、最先端技術の展示を行う。
ITS世界会議が日本で開催されるのは2004年に名古屋で開催されてから9年ぶり3回目。14日はその開会式が東京国際フォーラムで開催された。15日からはメイン会場となる東京ビッグサイトで展示会やセッションが行われ、会議中は世界60カ国以上、約8000人が参加。世界のITS技術が発表される。
14日の夕方、展示会場となる東京ビッグサイト西ホールはその準備に大わらわ。最終調整の追い込みに入っていた。展示会場は西ホールをすべて埋め尽くす規模で開催され、デモ走行が行われる自動運転の技術などを見ることができる。
展示を行うのは、トヨタ自動車など日本の自動車メーカーをはじめ、デンソーやアイシンなどの大手自動車部品メーカー、KDDIなどの通信キャリア、高速道路会社、鉄道会社など。ITS関連技術、商品、システム、サービス等の紹介を通じて、国、地域、団体、企業、研究者等それぞれの立場を超えた交流が行われる。開催は18日まで。