10月6日に行われたマニクールのレースで傑出した走りを見せたトム・サイクスが、スーパーバイク世界選手権のタイトル獲得に向けてさらに近づいた。
スタートから飛び出したサイクスはレース序盤にリードを保ったが、ジュール・クーゼルを初めとする数人が濡れたコースの犠牲となった。
マーク・アイチソンのクラッシュではバイクが炎上、第1レースは赤旗によって終了となり、この時点で2秒以上のリードを確保していたサイクスが勝利することとなった。
第2レースでもサイクスは、序盤から大きなリードを広げた。サイクスとタイトル争いをする2人のライダーであるユージーン・ラバティとシルバン・ギュントーリは2位を巡って接近戦を繰り広げたが、レースの結果は2人にとって悲劇的なものとなり、両者のクラッシュによって第2レースも赤旗終了となった。
しかしサイクスにとってそれは関係なく、再び勝利を飾った彼はラバティに37ポイントの差をつけることとなり、2週間後にヘレスで行われる今季最終戦で、タイトル獲得が決定しそうだ。