STマイクロエレクトロニクスは、最新のGENIVI仕様に準拠した主力ビデオプロセッサ・システム・オン・チップ(SoC)向けのソフトウェア・スタックを登録したと発表した。
GENIVIは、新しい情報通信機能を備えた、カーナビシステム向けのオープンプラットフォーム導入の普及を推進する非営利団体。GENIVIプラットフォームは、車載インフォテインメント(IVI)機器の主要機能である電話、オーディオ・ルーティング、Bluetooth接続や、センサ・コントロール、カメラ・コントロール、ユーザ・コントロールなどのインタフェースをサポートする認証済みソフトウェア・モジュールをミドルウェアとして提供する。
STは、高性能マルチメディアSoCであるSTiH416をSTのIVI-SDK GENIVI準拠のソフトウェア・スタックに対応させることで、車載品質に対応した車載インフォテインメント機器用SoCファミリの生産へと繋げていく。
STiH416は、高解像度のH.264/VC-1/AVS/MPEG2ビデオと3Dグラフィックス・アクセラレーションに対応。強力なARM Cortexアプリケーション・プロセッサに加え、専用のマルチメディア処理エンジン、クアッド・コアのグラフィックス・プロセッサ、オーディオDSPに加え、接続用イーサネット、HDMI、USB2.0、オーディオ/TV出力などを搭載する。