【ITS世界会議13】アシスト、VICSセンターに交通状況把握技術を提供

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アシストは、同社が取扱う連想型高速インメモリBIツール「QlikView」とQlikView専用の地図連携ソリューション「ジオクリック」が、道路交通情報を提供する道路交通情報通信システムセンター(VICSセンター)の地図情報分析基盤として採用されたと発表した。

VICSセンターは、FM多重放送やビーコンを通して、渋滞や交通規制などの道路交通情報をカーナビなどに配信し、ドライブをサポートしている。配信された情報は、ログとして蓄積し、その膨大なログデータを分析して、より精度の高い情報配信やサービスレベルの向上を図っているが、これまでは限られた情報を基に担当者が独自の手法で分析を行ってきた。

このため、分析業務の属人化や、データの加工や集計処理に時間がかかるなどの課題があった。今回、より多くの情報を効率良く分析するとともに、人の手でなく、誰もが分析、把握できることを目指してVICSセンターはアシストが提供する「QlikView」と「GeoQlik」を採用した。

VICSセンターの持つ情報はデータ、位置(地図)、時間という3軸を持っている。これらの情報をQlikViewとGeoQlikが視覚的に表現できたことが評価され、採用が決まった。

QlikViewの表現力により、天候などの要因による様々な情報提供状況を、より鮮明に把握できるようになる。同センターでは、GeoQlikを活用した位置情報と連動する分析にも取り組む。

今後は、気象データなどの統計情報を含め多角的な分析を進めるとともに、より的確な道路交通情報を提供するため「QlikView」と「GeoQlik」を積極的に活用していく。

今回のツール導入による分析成果については、今秋開催される「ITS世界会議 東京2013」で同センターが発表する予定。

《レスポンス編集部》

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