韓国のタイヤ製造大手、ハンコックは9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー13において、『i-Flex』と呼ばれる新しいタイヤコンセプトを初公開した。
i-Flexは、未来のタイヤを提案したもの。大きな特徴は、2点。まずは、タイヤとホイールが一体デザインであること。そして、空気を使わないこと。
i-Flexの素材には、合成ポリウレタンを使用。全体の95%をリサイクル可能とした。タイヤとホイールは一体となっており、通常の別体設計のタイヤとホイールよりも、軽量化を可能にする。
さらに、i-Flexでは、空気を注入する必要はない。ユニークなデザインにより、タイヤ全体が車のショックアブソーバーのように、路面からの衝撃を吸収する仕組み。
フランクフルトモーターショー13の会場では、フォルクスワーゲン『up!』のカスタマイズカーに、このi-Flexを装着。ハンコックは、「燃費やノイズの面でも、最適化を図った」と説明している。