NHKとJAXA、国際宇宙ステーションから4Kカメラでアイソン彗星撮影に挑戦

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NHKとJAXA宇宙航空研究開発機構は、8月4日に種子島宇宙センターから打ち上げ予定の国際宇宙ステーション補給機『こうのとり(HTV)』4号機に超高感度4Kカメラシステムを積み込むと発表した。

現行ハイビジョンシステムの4倍の画素数を持つ4Kカメラシステムは、ISSからアイソン彗星の撮影に挑戦する。彗星撮影のため、従来機の8倍という超高感度化などのカスタマイズも行われているという。国際宇宙ステーションに4Kカメラを持ち込み、撮影するのは世界初の試みとなる。撮影を担当するのは、今年11月からISS第38次/第39次長期滞在クルーのコマンダーとしてに滞在する若田光一宇宙飛行士を予定している。

アイソン彗星((C/2012 S1) )は、2012年9月に発見された彗星。2013年12月26日には、地球から0.429AUと近い距離を通過するため、金星に匹敵するような明るい大彗星として肉眼でも見える可能性がある。軌道上からは、ハッブル宇宙望遠鏡、スピッツァー宇宙望遠鏡などがアイソン彗星の撮影を行っている。

《秋山 文野》

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