クルマで約30mひきずった死亡ひき逃げ事件、女を逮捕

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7月6日に静岡県浜松市中区内の市道で発生した死亡ひき逃げ事件について、静岡県警は24日、同区内に在住する28歳の女をひき逃げ容疑で逮捕した。車当たり捜査の結果として容疑車両が判明したもので、女は容疑の一部を否認している。

静岡県警・浜松中央署によると、問題の事故は2013年7月6日の午前3時30分ごろ発生している。浜松市中区船越町付近の市道(片側1車線の直線区間)で、酔い潰れて路上で寝込んでいたとみられる34歳の男性が進行してきたクルマにはねられた。

男性は約30mに渡ってひきずられて即死。事故を起こした車両は逃走しており、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。

現場で採取した容疑車両の破片から車種を特定し、現場周辺での車当たり捜査を行ったところ、同区内で衝突痕のあるクルマを発見。所有する28歳の女から任意で事情を聞いていたところ、「何かを踏んだような気はする」などと供述したことから、容疑に関与したものと判断。24日に自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して女は「何かを踏んだ気はするが、人ではないと思った」などと供述。ひき逃げ容疑については否認しているという。警察では事故発生の経緯を詳しく調べるとともに、女を追及して逃走の動機を明らかにする方針だ。

《石田真一》

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