17日午前8時55分ごろ、福岡県久留米市内にあるJR九大本線の踏切で、無人の状態で滑走してきた軽トラックが踏切内に進入。通過中の普通列車と衝突する事故が起きた。クルマは小破したが、人的な被害は無かった。
福岡県警・久留米署によると、現場は久留米市草野町吉木にある踏切。警報機と遮断機が設置されている。軽トラックは同市内に在住する61歳の男性が所有するもの。男性は農作業を行うためにクルマを踏切近くの農道に駐車していたが、クルマは無人の状態で滑走を開始。そのまま踏切内に進入し、通過中の下り普通列車(久留米発/筑後吉井行き、2両編成)と衝突した。
クルマは左側面部を小破したが、列車の乗客乗員9人にケガはなかった。
現場となった農道の幅員は約2.5m。警察ではサイドブレーキが掛かっていなかったか、弱かったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。