ヤマハ発動機は、大容量12.8Ahリチウムイオンバッテリーと急速充電器を新たに採用した電動アシスト自転車「PAS」3機種を7月30日から順次発売すると発表した。
新機種「PASナチュラXL」は長距離走行可能で価格を抑えたモデル(26型)、「PASナチュラXL スーパー」はアシストレベルが最上位で長距離走行可能なモデル(26型/24型)。「PAS CITY-S8」は内装8段変速搭載の長距離通勤・通学に最適なモデル(27型)。
新機種では、従来のPASシリーズ最大容量8.9Ahバッテリーの約1.4倍の大容量12.8Ahリチウムイオンバッテリーを新たに採用した。繰り返し充電が700~900回と耐久性も高い。新たに開発した急速充電器を採用し、通常の充電器では約6.5時間かかる充電時間が約3.5時間へと大幅に短縮され、使い勝手の向上を図った。
ペダルを踏み込む力を感知する「トルクセンサー」と車速を感知する「スピードセンサー」からなる従来のダブルセンサーに、ペダリングの速度を感知する「クランク回転センサー」を加えたトリプルセンサーシステムを搭載する。瞬時に、かつ繊細に走行状況と乗り手の動きを把握し、パワフルさはそのままに、より滑らかで快適なアシスト走行を実現する。トリプルセンサーシステム搭載のモデルはこれで12機種となる。
また、バッテリー残量、速度のデジタル表示に加え、選択している走行モードごとに、あと何kmアシスト走行できるかの目安を表示する機能を搭載した「3ファンクションメーター」を搭載し、走行中のバッテリー切れへの不安を軽減する。ボタンレイアウトを見直し、より操作しやすくするとともに、夜間の視認性に優れるバックライトも装備する。
販売台数は3機種合計で年間1万5000台を計画。価格はナチュラXLが12万5000円、ナチュラXL スーパーが13万5000円、CITY-S8が13万9800円。