意識不明の被害者を放置して逃走、無免許で追突事故を起こした男を逮捕

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26日午前1時20分ごろ、静岡県沼津市内の国道1号を走行中のワゴン車が、前走する大型トレーラーに追突する事故が起きた。ワゴン車は中破。1人が重傷を負ったが、運転していた男らは車両と負傷者を放置して逃走。後に21歳の男と18歳の少年を逮捕している。

静岡県警・沼津署によると、現場は沼津市原付近で片側2車線の直線区間。ワゴン車は速度差のある状態で前走する大型トレーラーに追突したものとみられる。追突によってワゴン車は中破。同乗していた16歳の女性が頭部強打などで意識不明の重体。他の同乗者4人は車両と負傷者を放置して現場から逃走。トレーラーを運転していた宮城県仙台市内に在住する48歳の男性にケガはなかった。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。後になって女性が収容された病院に不審な若い男が訪れたことから任意で事情を聞いたところ、18歳の少年が「自分が運転していたが、怖くなって逃げた」と供述。しかし、供述内容に曖昧な点があったことからこれを追及したところ、別の男が運転していたことがわかった。

警察はクルマを運転していた裾野市内に在住する21歳の男を自動車運転過失傷害と道路交通法違反(無免許運転)容疑で逮捕。18歳の少年は犯人隠避容疑で逮捕した。事故当時に同乗し、軽傷を負った女子高校生2人からも逃走の事情を知るものとみて、任意で事情を聞いている。

調べに対して男は「自分は運転していない」と供述。容疑を否認しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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