富士重吉永社長「もっと個性的にもっと魅力的に」

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富士重工業の吉永泰之社長は、中期的な販売目標について「150万台、200万台に伸ばすということは期待されていない。もっと個性的にもっと魅力的にすることが求められている」との考えを示した。

吉永社長は5月8日に都内で開いた決算会見後、一部報道陣に対し「スバルがどんどん普通の車を造り始めていって量を増やすという中期経営計画を例えば発表したら、私どものお客様からみて『やったな』という内容にならないと思う。台数はこれくらいだけどもっと個性的にもっと魅力的にいきますということの方が、私どものお客様に『面白そうじゃないか』と受け止めてくれるのではないか」と述べた。

吉永社長は「これはまだ自分の仮説」としながらも、「そこは社内でも少し時間をかけて議論をしたいと思っている。私自身がやってきていることは、どちらかといえばただ量を獲るというよりは付加価値や個性。自分としてはその路線でやっていきたい」と強調した。

《小松哲也》

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