アメリカ天文学会は1日、バラク・オバマ大統領と連邦議会に対し、天文学、惑星科学、太陽物理学の各スペースミッションに配分される予算のバランス維持を求める声明を発表した。
天文学会は、2014年度連邦予算が自然科学分野を強力にサポートしていることを評価する一方、惑星科学関連予算の大幅な削減を例に出し、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のような大規模な事業でなくとも十分な支援を行うように求めている。
また、宇宙関連事業への不均衡なサポートは、アメリカ航空宇宙局(NASA)の科学ミッション総局の宣伝活動にも悪影響を及ぼすとされる。
天文学会の関係者は、オバマ大統領の支援に感謝の意を示しつつ、「大学主導の宇宙ミッションの機会の減少が心配」とも述べている。