WRCは4月22日、現在WRCチャンピオンシップポイントでトップに立つ、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエの最大のライバルと目されるマッズ・オストベルグのQ&Aを公開した。
立て続けの不幸な災難が、このノルウェー人をチャンピオンシップ総合順位でライバルのフランス人の後ろに立たせているかも知れないが、オストベルグはオジエを除いて、今季これまでに行われた4度のラリーの全てで、少なくとも1つのステージに勝利している。
何が彼をそれほど速くしているのか?以下が彼との一問一答である。
1.ステージ前の30秒で何をしますか?
オストベルグ:「ドアを閉じてベルトを締め、キャメルバックから飲めるだけのものを飲む。そしてステージで自分が何をすれば良いのかを、知っていることを確認する精神的な準備にかかる。」
2.副ドライバーは別にして誰がチームで一番重要なメンバーで、その理由は何ですか?
「全てのメンバーが重要だが、特に自分のエンジニアとメカニックに言及しなければならないかも知れない。ほとんどのドライバー達が言うように、誰か一人を選ぶことはほとんど不可能だ。だが彼等を除いて自分は何もできないことも確かだ。」
3.迷信深いですか?もしそうなら自分の車に何か幸運なものを持ち込みますか?
「自分は何も車に持ち込まないが、もしクラッシュやアクシデントがあったら、2度と同じドライビング・グローブを使わない。そして競争する時には、いつも特別なブランドのボクサーショーツを身に着けている。」
4.WRCのどのステージが気に入っていますか、そしてその理由は?
「ランメン(ラリースウェーデンのステージ)に間違いない。それは速く本当に流れるようで、基本的にドライブするのがとても楽しい。」
5.WRCのどのステージが最も難しいですか、そしてその理由は?
「オウニンポウヤ(ラリーフィンランドのステージ)だ。しかしそれは最もクールなステージでもある。あのステージがうまく行ったら、自分が上手くドライブしていることがわかる。」
6.これまでのWRCのキャリアで何が最高の瞬間でしたか?
「2011年のラリースウェーデンに違いない。我々は初めてのWRCの表彰台を確実にして、ミッコ(ヒルボネン)のリードをかけて挑戦していた。それは自分にとって驚くべき瞬間だった。」
7.もしWRCで競っていないとしたら、どのWRCのドライバーになりたいですか、そしてその理由は?
「ヘニング・ソルベルグだ。彼はいつもハッピーで微笑んでいる。良い食事が彼の為に全てを癒す。」
8.これまでのキャリアで何が最も恐ろしい瞬間でしたか?
「よくわからない・・・。自分の頭に最初に浮かぶのは、あのメキシコの長いステージだ。あのステージの終わりに来た時、本当にトイレに行きたかった。爆発寸前だったよ(笑)。」
9.何がナンバーワンのポップミュージックですか、そして理由は?
「それはスウェーデンの曲、Timbuktuの「det loser seg」だ。それは最後にどうやって全てがうまく行くかについてだ。それは自分の人生で、とても楽しい時間の思い出を呼び覚ましてくれる。」
10.これまでに最高の誕生日のプレゼントは何ですか?
「誰かがローラーブレードをくれて、それを使って本当に楽しんだ。もらった時はとても驚いた。予想もしていなくて、それがおそらく自分の心の中に残っている理由だ。」
11.ワールドラリーチャンピオンシップのドライバーでなければ何をしていますか?
「シェフになりたい。または宇宙飛行士かも知れない。宇宙で美味しい料理を作ることはできるかな?」