ルノー『メガーヌ』をベースにしたレーシングカー、『メガーヌ トロフィ V6』。同車がフランス・パリ市内を、タクシーとして客を乗せデモ走行するというユニークな映像が、ネット上で公開された。
この映像は4月12日、ルノースポールが公式サイトで公開したもの。レーシングカーのメガーヌ トロフィ V6のタクシーが大胆にも、乗客を乗せて、パリ中心部を爆走している。
メガーヌ トロフィ V6は、2005年から世界選手権として行われているワンメイクレース用に開発されたマシン。最新型は現行『メガーヌクーペ』をモチーフにしているが、実際にメガーヌから流用しているのはヘッドランプやテールランプ程度。エンジンはミッドシップに置かれるなど、市販車とはまったく別モノで、ルノーのモータースポーツ部門、ルノースポールによって開発されたレース専用車。
ミッドシップに搭載されるのは、日産製3.5リットルV型6気筒ガソリンをベースに、ルノースポールがチューニングした専用エンジン。最大出力は360ps、最大トルクは39.8kgmを引き出す。
シャシーは、マルチチューブラーフレームで組み上げられ、車重は1トン以下。ルックスはレーシングカーそのもので、リアには大型ウイングを装着し、アンダー部にはディフューザーを追加。上方に開くドアも迫力満点だ。