トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、マツダなどは4月11日、助手席エアバッグのインフレータ(膨張装置)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、日産が『キューブ』『エクストレイル』など10車種・13万7185台、トヨタが『カローラ』『カローラ ランクス』『アレックス』など20車種・30万8300台、ホンダが『フィット』『ストリーム』など7車種・27万5741台、マツダが『アテンザ』など2車種・4384台、ホンダ・オブ・アメリカは『シビック GX』259台。
このほか、トヨタはアメリカNUMMI製の『ヴォルツ』5884台についても届け出た。対象台数は5社合計で73万台超。製作時期は2000年~2004年。
インフレータのなかに、密度が不足したガス発生剤が組み込まれたものがあるため、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇し、インフレータ容器が破損して飛び散り、出火するおそれがある。
各社とも全車両について、インフレータを良品に交換する。
トヨタの車両で室内一部焼損事故が2件起きている以外に不具合発生はない。
トヨタは市場からの情報で発見し、ホンダは自動車解体業者からの情報で、日産とマツダは部品メーカーからの情報でわかった。