ジャン・アレジ「タイヤが良かろうが悪かろうが勝つのはベストチーム」

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ジャン・アレジ(参考画像)
  • ジャン・アレジ(参考画像)
  • ジャン・アレジ(中央、小林可夢偉、フェリペ・マッサ、参考画像)

1990年代に荒々しいスピードで鳴らしたジャン・アレジが、現役F1ドライバーに向けてタイヤへの不平を口にするのは止めにしようと呼びかけた。

現在、ピレリのタイヤアンバサダーという肩書きを持つアレジは、ショーを面白くするという目的と要求通りのタイヤをピレリは供給していると主張する。現行コンパウンドの良し悪しを非難してもチームやドライバーの利益にはならないという。

「常に変わらないはっきりとした事実がある。それはベストチームが勝つという真理だ。レギュレーションがどう変わろうと真理が真理である以上、タイヤに文句をつけるのは筋違いだ」

F1チームがスピードとタイヤ寿命の問題で頭を悩ませるのは、今に始まったことではないともアレジは言う。

「パフォーマンスとデグラデーションの最良の妥協点を探るのはドライバーの仕事であり、F1では皆が昔からそうしてきた。僕の現役時代もタイヤレギュレーションが何度か変わりサプライヤーも入れ替わった。予選専用タイヤが存在した時代もあったよ」

「時代時代で、レギュレーションによって中心となるポイントは違ったかも知れないが、エンターテイメント性で言えば最も貢献したのがピレリだ。今年だって早くも2回ファンタスティックなレースを見ることができたよね。われわれが要求した通りの結果、F1が求めているレースが(ピレリのおかげで)実現しているというのが僕の考えだ」

《編集部》

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