【IAAE13】ソフト99は接着性を高める「フレイムボンド」と疎水コーティングを訴求

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フレイムボンド
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国際オートアフターマーケットEXPO(IAAE13)のソフト99ブースでは、コーティング/塗装向け下地処理技術「フレイムボンド」と疎水タイプコーティング「ハイドロフィニッシュ」を全面に押し出している。

◆密着性を飛躍的に高め、施工時間も短縮できる「フレイムボンド」

フレイムボンドは、可燃タイプのガスボンベに有機液体金属を含ませたもの。ボンベの有機液体金属を気化させ、これを燃焼させて吹きつけると、その部分の表面が密着性に優れる酸化ケイ素膜に改質される。

「フレイムボンドによって改質処理された表面は、超親水性となるため、密着性・接着性が格段に向上する。プラスチック、メタル、ガラスやタイル/セラミック、さらにはゴムや木材など幅広い素材に利用でき、広い用途での利用が見込める」と東日本開発営業部の川出秀隆氏は説明する。

「フレイムボンドを使うことで、足付けや下地塗装・乾燥といった工程を省略されるので、本塗装に至るまでの作業時間は半分以下に短縮できる」(川出氏)とのこと。フレイムボンドは用途別にコーティング用と塗装用をラインナップするが、「数が出るのは塗装用」(川出氏)で、補修塗装での需要がかなりの部分を占めていると説明する。

◆疎水タイプの新コーティング、ハイドロフィニッシュ

同社が「G'ZOX」ブランドで業者向けに販売しているコーティングキッはトこれまで撥水タイプのみだった。

「当社の『ハイモスコート』に代表されるコーティングは、被膜の撥水性能で非常に高い評価をいただいている。ただ、とくに濃色系のボディで「拭き残しのウォータースポットが乾いて水アカができる」という指摘を受けることがあった」(広報部長 国宗建二氏)という。こうした非撥水タイプへのニーズに応えるべく、ソフト99が発表した商品がハイドロフィニッシュだ。

ハイドロフィニッシュは、親水とも異なる疎水(そすい)性のコーティングで、水滴ができない程度の弱い撥水性と水引きに優れた被膜を形成する。被膜は、鉛筆硬度で8H相当で、優れた耐スクラッチ性・耐光性も特徴だ。コーティング効果は(車両を駐車する環境にもよるが)およそ3年から5年は持続するという。

このハイドロフィニッシュ、発売は4月を予定している。業者向けの専用品で、一般コンシューマー向けの販売はないが、コーティング効果を持続させるための車両オーナー向けメインテナンスキット(専用クリーナーやシャンプー、セーマなど一式)を4000円程度で販売するという。

「G'ZOXのブランドはパートナー業者様のご協力もあって、高い評価をいただいてきた。撥水タイプということで当社のコーティングを断念されいた方々に対しても選択肢を増やすことで、さらにブランド強化を図りたい」と国宗氏は説明する。

《北島友和》

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