フォルクスワーゲンは3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13において、新型『ゴルフ』の「ブルーモーション」を初公開した。
ブルーモーションは、フォルクスワーゲンの環境性能を追求したモデルに冠されるシリーズ名。先代同様、新型ゴルフにもブルーモーションが設定されるが、従来以上に環境性能を高めたのが特徴だ。
新型の搭載エンジンは、新開発のEA288型直噴1.6リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」。最大出力は110psを発生する。最大トルクは25.5kgmで、1500-2750rpmの領域で引き出される。
この高効率なエンジンを、駆動系で26kg、車体で37kg軽量化したボディに搭載。低転がり抵抗タイヤや専用ギアレシオの5速MT、アイドリングストップ、エネルギー回生システム、エアロダイナミクス性能の向上などが図られた。
これらの結果、新型ゴルフのブルーモーションは、欧州複合モード燃費31.25km/リットル、CO2排出量85g/kmという優れた環境性能を実現。フォルクスワーゲンは、「世界で最も燃費のいいファミリーカーのひとつ」と、高い自信を示している。