事:メーカー純正テレマでDCM(Data Communication Module)のような定額の通信契約を結ぶユーザーは限られていたし、かといってケータイのBluetooth DUN(プロファイル)を介しての通信もパケット代が高く付くのでユーザーは利用しなかった。ようやくキャリアがDUNの通信を定額に抑えるオプションプランを導入したと思ったら、こんどはDUN非対応のスマートフォンが主流になってしまった。ただ、これらのメーカー純正テレマが地図更新を一定期間無料にしたことや、ナビタイムなどのケータイナビの出現が、“最新地図へのニーズ”を呼び覚ますことにつながった。
自:iPhone向けでは、アップルが2009年6月の「WWDC」でiPhone OS 3.0を発表すると共に、カーナビアプリを解禁して以来、TomTomやNavigonといったPNDメーカーがスマートフォン向けのアプリを続々リリースし着実に利用者を増やしてきました。ソーシャルメディアやインターネットラジオとの組み合わせ、あるいは渋滞情報の提供など通信が使える利点を活かしたこともナビ普及の原動力になったことは確かです。