日本RV協会は、行楽シーズンにおけるキャンピングカーユーザーの動向をまとめた。
「春の行楽シーズンからGW、夏休みぐらいまで」のキャンピングカー旅行について、同協会がホームページにアクセスするユーザーを対象に調べたところ、宿泊日数は、76.3%の人が「1週間以内」という回答を寄せていることが分かった。
逆に、1週間を超える休みを取っている人は23.7%にとどまり、欧米のようなロングバケーションが定着するには時間がかかりそうな様子もうかがえた。
同協会が発行する「キャンピングカー白書2012」でも、キャンピングカーユーザーの1回の旅行宿泊日数は「2泊3日」(42.3%)を筆頭に「1泊2日」(29.3%)、「3泊4日」(13.5%)と1週間未満が上位を占めている。
しかし同協会では、今後キャンピングカー旅行は長期化が顕著になっていく可能性があると分析。同白書によれば、ユーザーの年齢層が年々上がってきており、昨年度では定年退職を迎える60歳代のユーザーが前回調査よりも4ポイント伸ばして全体の34.3%と、世代ごとの比率でトップとなっている。定年退職期を迎えるシニア夫婦のキャンピングカー旅行が今後増えていくことを考えれば、将来はその人たちを中心に、キャンピングカー旅行の長期化傾向が顕著になっていくと予測している。