観光庁は7日、訪日外国人消費動向調査の結果をまとめ、発表した。
調査によると、東南アジア5カ国(タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン)からの1人当たり旅行総支出額は20~23万円台に分布し、パッケージツアー代金は、中国や韓国など東アジアに比べて高く、とくにマレーシアとインドネシアからのツアー代が18万円台と高い。
航空便や宿泊などを個別に手配した人の日本までの往復運賃も東アジア諸国より高く、インドネシアやフィリピンでは10万円台と高い。
航空運賃などを除いた日本滞在中の旅行中支出額平均は11~12万円台で、韓国、台湾、香港に比べると高いが、中国より低い。
東南アジア諸国の中で最も旅行消費額が多いタイからの訪日観光客の旅行動向を見ると、ツアー利用客が47%、個別手配客が53%で、個別手配客はツアー客に比べ訪問地が多様化している。
日本食を食べることとショッピングが人気で、ツアー利用客は旅館宿泊が多く、個別手配客はテーマパークを訪れる人が多い。
買い物支出額は平均5万円で、チョコレートなど菓子類が3割を占める。