フェラーリが開幕からの猛チャージを宣言

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2013年のプレシーズンテスト
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フェラーリはシーズン緒戦にF138の積極的な開発を優先課題としている。テクニカルディレクターのパット・フライが語るチャレンジの基礎とは、まず開幕戦オーストラリア、そして第2戦中国に向けた大掛かりなアップデートの投入プランだ。

「バルセロナテストでは完全なものは用意できなかった。多くのニューパーツは今後登場することになる。経験の少ないトラックでのテストというのは難しいものだ。メルボルン、そしてマレーシア、さらに上海では一段と大掛かりなアップデートを持ち込む予定だ。つまり本気の開発体制だよ」

「メルボルンでどの程度の位置を占めることになるのか、これはまだわからない。初期段階のマシンバランスは良いのでドライバーたちは喜んでくれている。この先、開発のペースを落とさずに進むことが重要だろう。去年の場合、問題点を摘出してから後の開発ペースは速かった。速いマシンは一朝一夕で出来るものではないということだ」

CFD開発と風洞テスト、さらには実際のサーキットテストでのデータ食い違いが小さくなったことはフェラーリのこの冬の大きな収穫だった。

「去年は根本的なエラーがあったが、そこからはきちんと学習したよ。バルセロナテストでの成果は大きかったと思っている。CFDによるデータと風洞のデータが大きく食い違うこともなく、サーキットでもそのとおりの結果が出せたことが大きいね。完全一致というのは無理だとしても、現状は満足できるレベルにあるし、今後の開発がレースでのパフォーマンスにつながるという自信が得られたのはありがたいね」

《編集部》

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