日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13において、インフィニティ『Q50』の4気筒ディーゼル搭載車を初公開した。
インフィニティ『G37』(日本名:スカイライン)の後継車にあたる「Q50」は2013年1月のデトロイトモーターショーでワールドプレミアされた。
デトロイトモーターショー13で発表されたインフィニティQ50は、パワートレインが2種類のみ。先代譲りの3.7リットルV型6気筒ガソリン(最大出力328ps、最大トルク37.2kgm)と、日産『フーガハイブリッド』と基本的に共通の3.5リットルV型6気筒ハイブリッド(システムトータルで354ps)だった。
インフィニティは今回、ジュネーブモーターショー13において、Q50の欧州仕様車を初公開。そのハイライトは、ルノー日産とダイムラー(メルセデスベンツ)との提携効果を生かして、両社が共同開発したディーゼルエンジンの搭載だ。
新開発のターボディーゼルエンジンは、Q50の「2.2d」グレードに採用。インフィニティにとって、初の4気筒ディーゼルエンジンで、排気量は2.2リットル。最大出力170ps、最大トルク40.8kgmを引き出す。
環境性能に関しては、CO2排出量が115g/kmとアナウンス。インフィニティのヨハン・デ・ナイシェン社長は、「欧州でかつてない強固なラインナップが完成する」とコメントしている。