キャセイパシフィック・サービス(CPSL)は、2月21日、香港国際空港・新ターミナルの第1期の運用を開始したことを発表した。
キャセイパシフィック・サービス(CPSL)は、キャセイパシフィック航空の100%子会社であり、香港国際空港の新キャセイパシフィック・カーゴ・ターミナルの設計、建築、操業を担っている。
商用運用を開始した新ターミナルは、最先端の技術によるオペレーションシステムの導入により、カットオフタイムの大幅な延長、積み替え時間の短縮が実現される予定。
香港での最短積み替え時間は、これまでの8時間から5時間に短縮されることになり、将来的には3時間にまで減らすことを目標としている。
今回は第1期となり、旧ターミナルから新ターミナルへとスムーズに移行できるよう、3期に分けて業務を開始する。
第1期では、VAL貨物及び郵便物の取り扱い、一部のトランジット貨物の積み替えを行う。第2期は今夏に操業を開始し、すべての貨物の積み替え、輸入貨物の取り扱いを行う。今年後半には、全ての貨物業務を請け負い、年末までには他の航空会社にも新ターミナルの設備とサービスを提供開始する見込み。