【SOCIAL MEDIA WEEK 東京】何を読んでもらうかは技術で割り出す…米ニュースサイト、ハフィントン・ポスト

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政治、経済のニュースを軸に展開するハフィントン・ポスト
  • 政治、経済のニュースを軸に展開するハフィントン・ポスト
  • 動画によるコンテンツ提供も開始したハフィントンポスト

「SOCIAL MEDIA WEEK」(ソーシャルメディアウィーク)が東京で開催されている。2月20日、米ニュースサイト「ザ・ハフィントン・ポスト」(The Huffington Post)のCEO、ジミー・メーマン氏による講演が行なわれた。

ハフィントン・ポストのコンテンツを支えてきたのは3万を超えるブロガーだ。「我々にとってブロガーは非常に大切。日本とは少し違っているかもしれませんが、表現したい人は沢山います。このスタイルは日本でも通用するものと考えています」と話した。

ハフィントン・ポストは毎日記事を約1600本つくっている。これは58秒に1本の記事が作成される計算で、記者・編集者は約500人。これらのニュースをどのようにユーザーへ展開するかについて、メーマン氏は「ニュースのヘッドラインはテクノロジーが決めます」と述べた。

ユーザーに何を読んでもらうかは、ユーザーの履歴から技術的に割り出す。人気記事がより多くのユーザーの目に触れるよう、最適化するアルゴリズムを構築している。これにより「ユーザーのハフィントン・ポストでの滞在時間を長くします」とし、徹底したユーザー配慮と技術連携の存在を述べた。

「THE SOCIAL FLY WHEEL」という考えについて解説したメーマン氏。「ユーザーに、いかにソーシャルアクションを起こしてもらうかが重要です。どのようにして参加してもらうかです」。メーマン氏は、ソーシャルとは、関与であり参加であるとし、そのためには他のプラットフォームとの連携も大切であると話す。「イノベーションとクリエイティビティーは日本人も充分持っています。これにテクノロジーも組み合わせます」とした。

「正しいコンテンツを展開することは以前と変わりません。今は技術によってリアルタイムでニュースの最適化が出来るのです」と結んだ。

《土屋篤司》

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