飲酒運転の車が衝突で5人死傷、対向車も巻き添え

自動車 社会 社会

2月9日午後11時ごろ、栃木県佐野市内の県道を走行していた乗用車が路外に逸脱。道路左側のガードレールに衝突した後、対向車線を越え、道路右側の歩道に乗り上げる事故が起きた。車は大破し、乗っていた5人が死傷している。

栃木県警・佐野署によると、現場は佐野市吉水町付近で片側2車線の緩やかなカーブ。乗用車はカーブを曲がりきれずに道路左側のガードレールなどに衝突。その弾みで対向車線側へ逸脱し、道路右側の歩道に乗り上げた状態で停止した。

乗用車には男性5人が乗車していたが、運転していた同市内に在住する22歳の男性以外の4人は車外に投げ出され、このうち38歳と51歳の男性が全身強打でまもなく死亡。運転者を含む3人も骨折などの重傷を負った。

また、この事故が起きた直後、対向車線側での車2台が絡む追突事故が発生しているが、追突側の車を運転していた53歳の男性は肩を骨折。事故直後は意識を失った状態だった。フロントガラスに破損の痕跡があり、警察では逸脱事故で生じた破片が直撃。これが原因で負傷し、追突事故につながったものとみている。

逸脱側の車を運転していた男性からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出しており、警察では飲酒運転が事故につながったものとみて、男性の回復を待って事情を聞く方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース