ボーイング787型機のトラブルを巡り、米連邦航空局(FAA)は2月7日、バッテリーと電気系統について調べる目的で、試験飛行の実施を認めると発表した。
試験飛行は、厳格に条件を定めたうえ、技術者など調査と運航に不可欠な要素に限って登場を許可するものとしている。
無人地帯の上空で、飛行中はバッテリー関連の問題について、乗員が常時監視するというFAAの意見を受けて、ボーイング社は、試験飛行は安全に実施できると確信している、との談話を出し、試験飛行に備えた仕様の1機を用意していることを明らかにした。
その一方で、米運輸安全委員会(NTSB)は、同機のリチウムイオンバッテリーが認可されるに至った経緯についても疑問を投げかけている。
NTSBは、ボストンの空港で、1月7日は発火トラブルを起こした機体のバッテリーについて最初にショートしたセルが特定できたと発表した。