大野市、「自転車を活用したまちづくり計画」を策定、自転車免許証の交付など

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大野市(福井県)は、人や環境にやさしく、市民にとってより安全で快適な住みやすいまちづくりを実現するため「大野市自転車を活用したまちづくり計画」(仮称)を制定する。

大野市は、2018年に開催される第72回国民体育大会(福井しあわせ元気国体)で、自転車ロードレース競技が開催されることから、自転車ブームを背景に全国各地から多くの自転車ファンや観光客が大野市に訪れることが期待されている。市民が国内の一流選手による競技を直接目にすることで、自転車の魅力を肌で感じ、自転車利用の拡大につながることが見込まれる。一方で、自転車利用者の一部には交通ルールを無視した悪質で危険な運転やマナーの低下がみられ、自転車を含めた安全な交通環境確保が求められている。

計画は、上位計画である「第五次大野市総合計画」の「自転車走行空間の整備」に基づくとともに、関連する計画、施策と連動、人や環境にやさしく、市民にとってより安全で快適な住みやすい大野のまちづくりを実現するため、自転車の通行空間ネットワーク、駐輪場などのハード施策と、交通ルールの遵守やマナーを向上させるためのソフト施策を策定し、市民生活や観光での自転車利用を推進する。

計画の期間は約10年で定期的に見直す。

計画では、大野市における日常生活や観光における自転車利用の促進に向けて、安全で快適な自転車通行空間の創出を図るため「自転車を使った 人と道路が結ぶ環境にやさしいまちづくり」を目標に掲げる。

具体的には、安全に通行できる道路空間の創出、自転車を活用したレクリエーション推進・スポーツ参加の拡大、公共交通と自転車の連携/レンタルサイクルによる回遊性の向上、自転車利用者の安全意識の啓発を進める。

計画を推進するためハード対策として自転車ネットワーク路線の整備、自転車利用に配慮した交差点の改良、駐輪場の整備、分かりやすい案内標識の整備などを進める。

ソフト面では、自転車利用者の交通ルール遵守、マナー向上や交通違反者に対する指導・取り締まり強化、規制速度の見直し、自転車の利用促進に向けたレンタルサイクルの充実と情報マップの作成、自転車運転免許証の交付などを進める。

《レスポンス編集部》

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